【実機レビュー】UGREEN Nexode Wavyは安全性を「見える化」!10,000mAhと20,000mAhを徹底比較

モバイルバッテリーを選ぶとき、何を重視しますか?
容量、充電速度、サイズ、価格……。
もちろん、どれも重要なポイントです。
しかし最近は、それらに加えて「安全性」もモバイルバッテリー選びの重要なポイントになっています。
そこで今回、実際に使ってみたのがUGREENの「Nexode Wavy」です。
レビューするのは、容量・出力の異なる2モデル。
今回は2台を実際に持ち歩き、サイズや重量、iPhoneの充電、発熱、ディスプレイの見やすさ、バッテリー健康状態、付属ケーブルの使い勝手などをチェックしました。
先に結論から言ってしまうと、
普段使いなら10,000mAh・45Wがおすすめ。
旅行や出張なら20,000mAh・55Wがおすすめです。
10,000mAhモデルは、実測約211gと軽く、大きさも気になりません。ポケットに入れても違和感が少なく、毎日持ち歩くのに向いています。
一方、20,000mAhモデルは約376g。大きさや厚みも増してズッシリしていますが、旅行や出張では大容量ならではの余裕があります。
そして、今回実際に使ってみて特に印象に残ったのが、バッテリー状態の「見える化」です。
バッテリー残量だけでなく、利用可能時間、ポート別の出力、動作温度、バッテリーの健康状態などをディスプレイで確認できます。
この記事では、スペックだけでは分からない使い勝手まで、実際に使って分かったメリット・デメリットも含めて率直にレビューします。
まず結論!10,000mAhと20,000mAh、どちらがおすすめ?

先に、2モデルの違いを簡単にまとめます。
| 容量モデル | 10,000mAh・45W | 20,000mAh・55W |
|---|---|---|
| 容量 | 10,000mAh | 20,000mAh |
| 最大出力 | 45W | 55W |
| 実測サイズ | 縦10.9×横6.9×厚み1.8cm | 縦11.7×横7.0×厚み3cm |
| 実測重量 | 約211g | 約376g |
| 普段使い | ◎ | ○ |
| ポケット携帯 | ◎ | △ |
| 旅行・出張 | ○ | ◎ |
| 複数機器の充電 | ○ | ◎ |
| 携帯性 | ◎ | ○ |
| 大容量 | ○ | ◎ |
※サイズ・重量は今回実際に計測した値です。
私が実際に使って感じた結論は、とてもシンプルです。
毎日持ち歩くなら「10,000mAh・45W」
約211gと軽く、ポケットにも入れやすいので、通勤や普段の外出に向いています。
「スマホを中心に充電できれば十分」という人なら、こちらのほうが使いやすいでしょう。
旅行・出張なら「20,000mAh・55W」
約376gと重くなりますが、容量が大きい分、長時間の外出でも余裕があります。
スマートフォンだけでなく、イヤホンやタブレットなど複数の機器を持ち歩く人にも向いています。
UGREEN Nexode Wavyとは?

UGREEN Nexode Wavyは、バッテリーの状態をディスプレイで確認できることが大きな特徴のモバイルバッテリーです。
UGREENは、Nexode Wavyについて「安全を『見える化』、不安を『ゼロ化』」と訴求しています。
10,000mAhモデルは最大45W、20,000mAhモデルは最大55Wの出力に対応。
さらに、本体にはバッテリー状態を確認できるディスプレイを搭載しています。
バッテリー残量、動作温度、残り利用時間、出力、電圧、異常履歴などを確認できます。
また、10,000mAhモデルにはUGREEN独自のDymondCell™セル技術を採用し、5項目の安全試験や毎秒100回の温度監視、14種類の保護機能などをうたっています。
これらはメーカーによる試験・設計上の特徴であり、実際の使用環境で安全が保証されるという意味ではありません。
- 今回レビューする2モデル
- 10,000mAh・45W:シルバー
- 20,000mAh・55W:ブラック
今回はこの2台を実際に使って、違いを比較していきます。
10,000mAhと20,000mAhを実際に比較してみた

まずは2台を並べて比較してみます。
見た目は似ていますが、実際に並べてみると20,000mAhのほうが一回り大きく、特に厚みの違いを感じます。

実測してみました。
実測サイズ・重量
今回、実際に計測した結果は以下のとおりです。
| モデル | 10,000mAh・45W | 20,000mAh・55W |
|---|---|---|
| 縦 | 10.9cm | 11.7cm |
| 横 | 6.9cm | 7.0cm |
| 厚み | 1.8cm | 3.0cm |
| 重量 | 約211g | 約376g |
※実測値です。測定環境などにより多少の誤差があります。
面白いのは、横幅はほとんど変わらないこと。
一方で、重量は約165gも違います。
この差は、実際に手に持ってみるとかなり分かります。
実際に手に持ってみると、携帯性の違いが分かる

10,000mAhモデルは、手に持ってもそれほど大きさを感じません。
約211gなので、「これなら毎日持ち歩いてもいいな」と感じる重さです。
一方、20,000mAhモデルは明らかにズッシリ。
約376gあるため、スマートフォンと一緒に持つと存在感があります。
もちろん、この重さには20,000mAhという大容量のメリットがあります。
つまり、
軽さを優先するなら10,000mAh。
容量を優先するなら20,000mAh。
この違いはかなり明確です。
ポケットに入れてみると、さらに違いが分かった

実際にジーンズのポケットに入れて比較してみました。
10,000mAhモデルは、ポケットに入れてもそれほど邪魔に感じません。
スマートフォンと一緒に持ち歩くことを考えても、日常用途なら十分許容できるサイズです。
一方で20,000mAhモデルは、やはり大きさと重量が気になります。
入らないわけではありませんが、毎日ポケットに入れて持ち歩くなら10,000mAhモデルのほうが快適です。
ディスプレイが便利!バッテリーの状態を「見える化」

Nexode Wavyを実際に使ってみて、個人的に一番面白いと感じたのが本体ディスプレイです。
一般的なモバイルバッテリーでは、ランプなどで残量を確認するものが多いですよね。
Nexode Wavyでは、ディスプレイにさまざまな情報が表示されます。
例えば、
- バッテリー残量
- 残り利用時間
- ポート別の出力
- 電圧
- 動作温度
- バッテリー健康状態
- 異常履歴
などです。
UGREEN公式でも、こうした情報をリアルタイムに確認できる「安全情報見えるバッテリーマネジメントシステム(BMS)」を特徴として紹介しています。
ディスプレイの見やすさは?少し文字が小さい

実際に使ってみると、ディスプレイの明るさは適度で、表示そのものは確認しやすいです。
バッテリー残量が数字で表示されるので、「あと何%残っているのか」が一目で分かるのは便利。
ただし、気になったのは文字の大きさです。
表示される情報が多いこともあり、文字はやや小さめ。
私のように小さい文字が見づらくなってきた人にとっては、もう少し大きな文字だとうれしいところです。
とはいえ、残量などの主要な情報は確認しやすく、慣れてくれば必要な情報をサッと確認できます。
バッテリーの健康状態まで分かるのが面白い

*バッテリー健康度(%)と充電回数(サイクルカウント)が表示される
個人的に「これは面白い」と感じたのが、バッテリーの健康状態を数字で確認できることです。
モバイルバッテリーは、スマートフォンのように「バッテリーの状態」を普段から確認する機会があまりありません。
しかし、バッテリーも長く使えば劣化していきます。
Nexode Wavyでは、本体ディスプレイからバッテリーの健康状態などを確認できます。
もちろん、購入したばかりの時点では、この数字を見てもそれほど大きな意味はありません。
むしろ価値が出てくるのは、1年後、2年後など長期間使ったときではないでしょうか。
「購入したときと比べて、バッテリーの状態はどう変化したのか?」
そんな変化を数字で確認できるのは、普通のモバイルバッテリーにはない面白さです。
ただし、この数字だけでバッテリーの安全性を判断できるわけではありません。
あくまで劣化状態を確認し、買い替えを検討する際の一つの目安として考えるのがよいでしょう。
iPhone 17を実際に充電して、発熱と充電性能をチェック

モバイルバッテリーを使ううえで気になるのが、充電中の発熱です。
そこで、iPhone 17を使って2モデルの発熱を実際に比較してみました。
充電中の発熱は?30分間実際に測定

iPhone 17を充電しながら、30分間の温度変化を確認しました。
実測結果は以下のとおりです。
| 容量・出力 | 10,000mAh・45W | 20,000mAh・55W |
|---|---|---|
| 充電前 | 25℃ | 26℃ |
| 充電中 | 37℃ | 32℃ |
| 充電時間 | 30分 | 30分 |
| 温度上昇 | +12℃ | +6℃ |
今回のテストでは、10,000mAhモデルが37℃、20,000mAhモデルが32℃となりました。
つまり、今回の条件では20,000mAhモデルのほうが5℃低い結果です。
実際に触ってみると、10,000mAhモデルは「少し温かい」という程度。
20,000mAhモデルも「熱い」というほどではありませんが、充電中は本体が温まっていることを感じます。
なお、発熱は周囲の温度、スマートフォンのバッテリー残量、使用する充電器やケーブルなどによって変化します。
今回の数値は、あくまで私が実際に測定した環境での参考値です。
また、Nexode Wavyは本体ディスプレイに動作温度が表示されるため、充電中の温度変化をリアルタイムで把握できるのも便利だと感じました。
30分でiPhoneはどれくらい充電できる?
続いて、iPhone 17を使って充電性能を比較してみました。
同じ30分間充電して、どのくらいバッテリー残量が増えるのかを確認します。
| 容量・出力 | 10,000mAh・45W | 20,000mAh・55W |
|---|---|---|
| 充電前 | 12% | 14% |
| 30分後 | 64% | 66% |
| バッテリー増加量 | +52% | +52% |
| 充電時間 | 30分 | 30分 |
結果は、どちらも30分でバッテリー残量が52%増加しました。
今回のテストでは、10,000mAh・45Wと20,000mAh・55Wで大きな差は見られませんでした。
45Wと55W、実際どれくらい違う?
「55Wのほうが45Wより20%以上パワーが大きいなら、スマートフォンも速く充電できるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、実際にはそうとは限りません。
スマートフォン側が受けられる電力には上限があるため、モバイルバッテリーの最大出力が大きければ、必ずスマートフォンの充電速度が速くなるわけではありません。
今回のiPhone 17のテストでも、両モデルともバッテリー増加量は+52%でした。
では、20,000mAh・55Wを選ぶメリットは何でしょうか?
それは、やはり大容量による余裕です。
旅行や出張などで長時間スマートフォンを使う場合や、複数の機器を充電したい場合には、20,000mAhの容量が大きなメリットになります。
つまり、45Wと55Wの差だけで選ぶのではなく、容量と携帯性で選ぶのがおすすめです。
USB-Cポートの使い勝手は?

USB-Cポートについては、実際に使っていて特に不満はありませんでした。
スマートフォンの充電に使いやすく、普段使っているUSB-Cケーブルもそのまま利用できます。
また、Nexode WavyはUSB-Cポートに加えて、内蔵USB-Cケーブルも搭載しています。
そのため、別途ケーブルを持ち歩かなくても充電できるのが便利です。
付属のType-Cケーブルは便利。ただし少し短い

本体に内蔵されたUSB-Cケーブルは、ストラップのように使えるデザインです。
別途ケーブルを持ち歩かなくていいので、外出時にはかなり便利。
「モバイルバッテリーを持ってきたのに、ケーブルを忘れた……」
ということがありません。
一方、私が実際に使って気になったのがケーブルの長さです。
私が実際に使った感覚では約18cm程度で、スマートフォンとモバイルバッテリーを少し離して使いたいときには、もう少し長いほうが便利だと感じました。
ケーブルを別に持ち歩かなくていいというメリットのほうが大きいので、個人的には十分便利な機能だと思います。
実際に使って分かったUGREEN Nexode Wavyのメリット

ここまで実際に使ってみて感じたメリットをまとめます。
| メリット | 実際に使って感じたこと |
|---|---|
| バッテリー状態を確認できる | 残量・温度・出力などを数字で確認できる |
| バッテリー健康状態も分かる | 長期間使用したときの状態確認に役立つ |
| 10,000mAhは持ち歩きやすい | 約211gでポケットにも入れやすい |
| 20,000mAhは大容量 | 旅行・出張で容量に余裕がある |
| 最大45W/55Wに対応 | スマートフォン以外にも使いやすい |
| USB-Cケーブル内蔵 | ケーブルを別に持ち歩く必要がない |
中でも、やはり一番の特徴はバッテリー状態の「見える化」です。
単に「あと何%残っているか」だけでなく、温度や出力、健康状態まで確認できるのは、Nexode Wavyならではの魅力だと感じました。
逆に気になったところ・デメリット
もちろん、良いところばかりではありません。
実際に使ってみて気になった点もまとめておきます。
| デメリット | 実際に使って感じたこと |
|---|---|
| 20,000mAhは重い | 約376gあり、ポケットには不向き |
| 20,000mAhは厚みもある | 日常携帯では10,000mAhのほうが快適 |
| ディスプレイの文字が小さい | 小さい文字が見づらい人には少し気になる |
| 内蔵ケーブルがやや短い | 約18cmなので、使い方によってはもう少し長いほうが便利 |
特に気になるのは、やはり20,000mAhモデルの重量です。
「大容量だから重い」
これは仕方のない部分ですが、毎日持ち歩くなら10,000mAhモデルのほうが快適です。
旅行・出張なら、私は20,000mAhを選びたい
ここまで読むと、
「じゃあ10,000mAhのほうがいいのでは?」
と思うかもしれません。
私も毎日の通勤や普段使いなら10,000mAhを選びます。
しかし、旅行や出張となると話が変わります。
旅行や出張では、
- スマートフォン
- イヤホン
- タブレット
- ノートPC
- カメラ
など、持ち歩く機器が増えることがあります。
さらに、移動中にスマートフォンで地図を見たり、写真を撮ったり、動画を見たりすると、バッテリー消費も増えます。
そんなときに「あと少しでバッテリーがなくなる」という不安を減らしてくれるのが、20,000mAhの大容量です。
約376gという重量は気になりますが、旅行や出張では、その重さ以上に容量の余裕をメリットに感じました。
飛行機を利用するなら、モバイルバッテリーのルールに注意
旅行や出張で飛行機を利用する人は、モバイルバッテリーの機内持ち込みルールも確認しておきましょう。
2026年4月24日から、日本の航空機ではモバイルバッテリーについて新しいルールが適用されています。
現在は、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは2個まで、160Wh以下とされています。
また、
✈️ モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れない
✈️ 機内でモバイルバッテリーを充電しない
✈️ モバイルバッテリーから他の電子機器へ充電しない
✈️ 収納棚ではなく、手元で管理する
といった点にも注意が必要です。
今回レビューしている2モデルは、容量表示上、
- 10,000mAh:約39.1Wh
- 20,000mAh:約74Wh
なので、いずれも160Wh以下です。
ここで注意したいのが、機内持ち込みの容量基準は「W」ではなく「Wh」であること。
45W・55Wという数字は最大出力を示すもので、バッテリー容量とは別のものです。
ただし、航空会社によってより厳しいルールが設定されている場合があります。
飛行機を利用する際は、搭乗前に利用する航空会社の最新ルールを確認してください。
10,000mAhと20,000mAh、結局どちらを選ぶ?
ここまで実際に使った感想を踏まえて、どちらがおすすめなのか整理してみます。
10,000mAh・45Wがおすすめの人

- 毎日モバイルバッテリーを持ち歩きたい
- 通勤・通学で使いたい
- ポケットに入れて持ち歩きたい
- できるだけ軽いモデルがいい
- 主にスマートフォンを充電する
- 大容量より携帯性を重視したい
- バッテリー状態を確認できるモバイルバッテリーが欲しい
特に、「毎日持ち歩く」という用途なら10,000mAhモデルが非常に使いやすいと感じました。
約211gという重量は、日常使いで大きな負担になりません。
20,000mAh・55Wがおすすめの人

- 旅行や出張で使いたい
- 長時間外出することが多い
- スマートフォンを頻繁に使う
- 複数の機器を充電したい
- 容量を最優先したい
- 少しくらい重くても大容量がいい
- モバイルPCやタブレットなども充電したい
約376gという重量はありますが、「途中でバッテリーがなくなるかもしれない」という心配を減らせることが大きなメリットです。
モバイルバッテリーは「容量」だけで選ばない
今回、2つのモデルを実際に使ってみて感じたのは、
モバイルバッテリーは容量だけで選ぶものではない
ということです。
もちろん、10,000mAhと20,000mAhでは容量に大きな違いがあります。
しかし、
- サイズ
- 重量
- 最大出力
- ポート数
- ケーブルの有無
- ディスプレイ
- バッテリー状態の確認機能
なども、実際の使いやすさを左右します。
特にNexode Wavyの場合、バッテリーの状態を「見える化」できることが大きな特徴です。
モバイルバッテリーを「残量だけ分かればいいもの」ではなく、状態を確認しながら使うものと考えると、このディスプレイの価値が分かりやすいと思います。
【まとめ】UGREEN Nexode Wavyは「普段使い」と「旅行・出張」で選ぶ

今回、UGREEN Nexode Wavyの10,000mAh・45Wと20,000mAh・55Wを実際に使って比較しました。
結論はシンプルです。
毎日の持ち歩きなら、10,000mAh・45W。
約211gと軽く、ポケットにも入れやすいため、通勤や普段の外出に使いやすいモデルです。
旅行や出張なら、20,000mAh・55W。
約376gと重くなりますが、大容量なので、スマートフォンを長時間使う場面や複数の機器を充電したいときに頼りになります。
そして、今回実際に使ってみて特に印象に残ったのが、バッテリー状態の「見える化」です。
バッテリー残量だけでなく、利用可能時間、ポート別の出力、動作温度、バッテリーの健康状態までディスプレイで確認できます。
モバイルバッテリーは、これまで「残量」くらいしか分からない製品が多かっただけに、内部の状態を数字で確認できるのは、Nexode Wavyならではの魅力だと感じました。
もちろん、表示機能があるからといって安全が保証されるわけではありません。高温環境や強い衝撃を避けるなど、正しく使用することが大切です。
「容量・出力」だけでなく「バッテリーの状態も確認できる」。
そんな新しい視点でモバイルバッテリーを選びたい人にとって、UGREEN Nexode Wavyは検討する価値のあるモデルだと思います。











