犬の歯 歯石クリーニング施術 体験記 歯磨き習慣 成功の秘訣
我が家の愛犬ミニチュアピンシャーと暮らし始めて3年が経過しました。
3歳になったのですが、体重は1.9㎏とかなり小さいサイズです。
小さいころから歯ブラシを試していましたが、口も小さいので歯ブラシは嫌がっていました。何とか歯磨きシートを指に巻きつけて歯磨きしていた状況です。
特に口の奥の方まで指が入らず十分できなかったこともあり、少しづつ茶色の歯石が溜まり始めていたようです。
いろいろと試したのですが犬が嫌がるのが可哀そうに感じてしまい、毎日実施することも面倒になってきます。
その結果、動物病院の定期健診で歯石が付き始めているので早めにクリーニングした方が良いと獣医さんにアドバイスを受けてしまいました。
犬の歯石クリーニングってどうなの?
犬への負担やリスクは?
この記事では、筆者が愛犬の歯磨きを習慣化できず、歯石除去のクリーニング施術を受けた体験と歯磨き習慣化の秘訣について解説します。
・犬の歯石クリーニング施術 体験記
・犬の歯磨き習慣化の秘訣
犬の歯石クリーニング施術 体験
歯石クリーニング施術を受ける場合、全身麻酔をする必要があるので安全面や犬への負担を考えるとできるだけ若いうちに実施するのが望ましいとの事でした。
全身麻酔なんてかわいそうだし不安だな?
・歯石を放置すると歯が抜けてしまう可能性
・施術には全身麻酔が必要
・若いうちの実施がおすすめ
・老齢犬の場合、麻酔の負担リスクあり
すごく心配で悩んだのですが、若い今のタイミングで実施する決断をしました。
歯石クリーニング施術 1日の流れ
筆者が体験した歯石クリーニング施術の当日は以下の流れで行われました。
施術当日の朝はごはんを与えず、11時に病院に入ります。
②血液検査の結果を見て施術可能かの判断
③全身麻酔
④歯石クリーニング
⑤施術完了の連絡
⑥麻酔から覚めるまで病院で待機
病院から施術終了の連絡を受け、17時に病院へお迎えとなります。
施術当日は、施術の成功を祈るばかりでした。
施術が無事に終了した連絡を受けた後、17時のお迎え時は、いつもの元気な姿で愛犬と対面することができて感謝感激でした。
歯に茶色く沈着した歯石は、ほとんどきれいに除去されて白い歯が復活していました。
獣医さんからは、「麻酔が完全に切れるまで意識が朦朧としてふらつきなどの症状がある場合がありますが、今の様子であれば心配ない」と丁寧にご説明いただき安心することが出来ました。
翌日までは心配で観察していましたが、犬自身もいつも通りの状態で変化は見られませんでした。
ただ、結論から言うと、犬の歯石クリーニングは、歯の健康維持、歯石が除去され白い歯が復活するものの、犬にとっては全身麻酔の負担と危険が伴います。
今回、施術は成功したものの正直なところ、「できる事なら2度目は受けさせたくないな」と感じました。
このように歯石クリーニングを受けざるを得なくなったことは飼い主としての責任を感じ、歯磨きを習慣化せねばと再度、心に誓いました。
歯磨き習慣化への取り組み
歯石クリーニング後、歯石が取れた白い歯をキープする思いで、歯磨き習慣化へのチャレンジが始まりました。
愛犬との我慢比べ
歯磨きを嫌がる犬と向き合い我慢比べの日々が続くこととなります。
下記の3つのポイントを意識しながら毎日繰返し行いました。
歯磨きを習慣化する3つのポイント
・歯磨きを終えたらおやつをあげる
・歯磨きをすると良いことがある流れを作る
根気よく継続した結果、ついに歯磨きの習慣化に成功の兆しが見えてきました。
犬の歯磨きについて「愛犬の歯磨き 嫌がらない歯磨き方法と習慣化する 3つのポイント」の記事を参考にしてください。
愛犬の態度の変化
日々、愛犬との我慢比べを続けていたところ、ある日から「今日は歯磨きしないのか?」と思わせるような「しぐさ」をし始めました。
抱っこして膝に乗せた所、私の顔を見つめながら、なんと犬自身が「歯磨きしろ」と言わんばかり口を押し付けてきたのです。
今では犬が歯磨きをするために自身でアピールしてくれるほどになりました。
犬に嫌がられながらも根気よく3か月継続した結果、歯磨きを習慣化することができてきました。
毎日継続が成功の秘訣
毎日、短時間でも歯磨きを継続することにより犬も日々のルーティンとして認識してくれるように成長しました。
歯磨き習慣化 成功の秘訣
・毎日が無理であれば1日おきでも継続する
・その日の犬の状態に応じて対応する
まとめ
犬の歯も、人間同様日々のメンテナンスが重要です。
人間でも「歯が痛い」「歯茎が腫れた」など何かしらの症状が出ないと歯科医院に行かない方が多いと思います。
実は痛くなってから病院に行っても手遅れ、歯を抜かなければならないなどのケースも多いのが現状です。
犬も同様に日々の飼い主さんのケアがとても重要になります。
ただ、犬が嫌がってしまうと、どうしても飼い主さんも諦めてしまうことが多いです。
そのまま何もせず放置してしまうと歯石沈着、歯周病、歯が抜けるなど病気が進行してしまいます。
できる事なら、犬に負担のかかる全身麻酔を使用した歯のクリーニング施術はしないに越したことはありません。
もし実施する必要になった場合は、クリーニング施術に関して獣医さんから説明をしっかり受けた上、心配なことがあれば確認して判断するようにしましょう。
飼い主さんの強い意志が犬の健康な歯の状態を維持できるカギとなります。
その自覚を持ち犬の歯磨きを習慣化し歯の健康を維持しつつ、ペットと楽しい暮らしを送りましょう。