自分でできる! サイドミラー ガラス交換修理 安くする方法
先日、車のサイドミラーを塀にぶつけてしまいミラーのガラス部分を割ってしまいました。
雨が降っていたこともあり、慌てて車庫入れをした際、ミラーを閉じたものだと思い込んでバックしたら、「バキバキ!」とすごい音が!
こんなに割れるかよ~と、頭の中が真っ白。。
やってしまったと左サイドミラーが逆向きになってしまったのですが、中のガラスが割れてしまいました。
結構、バリバリになっています。
この瞬間、高額な修理代が頭を過りました。
サイドミラーの修理費用は?どこで修理すればいいかな?
この記事では、うっかりサイドミラーを破損してしまった時、費用を最小限にして自分で修理する方法を解説します。
サイドミラーの修理はどこへ頼めばいいのか、修理費用を抑えたいのでDIY修理にチャレンジしようか、考えている方の参考になれば幸いです。
・どこで修理?修理費用は?
・サイドミラー ガラス交換 修理方法
・コストを最小で修理する方法
車種はMercedes Benz Eクラス W212型式なのですが、Google検索しても、サイドミラー全体の交換事例はあるのですが、ガラスのみの交換方法の情報があまり無かったので記事にしました。
サイドミラー 破損個所の確認
すごい衝撃だったのか、ガラスは粉々の破片が出るくらい派手にやってしまいました。
ミラーガラス部分を手で押して確認したところ、内部のモーター部とガラス部分を留めているフックが外れてパカパカと浮いてしまっているようでした。
スイッチで上下左右に動かしてみましたが、動きは良くありませんでした。
以下、損傷状態です。
・電動モーターは動作する
・ブラインドスポットの▲のランプは点灯する
・曇り止めヒーターの作動は未確認
最近のサイドミラーには、車体後部に内蔵されたセンサーで自車の後側方から接近する車両を検知して、LEDインジケーターや警報音でドライバーに警告する「ブラインドスポット機能」が当たり前のように搭載されています。
この辺りの配線にダメージが無いか、かなり心配しましたがセーフでした。
以前、サイドミラー全部を交換したことがあり、その修理費用が10万以上かった記憶があります。
サイドミラーごと変えなきゃダメか不安でしたが、ミラーガラス部品の交換だけで済みそうでほっとしました。
どこで修理する・費用はどのくらい
破損個所の確認はできましたが、どこで修理するか悩みました。
どこで修理?修理費用は?
②カーショップ 部品代 + 工賃
③DIY 部品代
ディーラーの場合、純正部品での修理なので安心できますが高い工賃がかかってしまいます。
カーショップも純正部品の調達と工賃にあまり差がないので、むしろディーラー修理の方がスムーズかとも思いました。
最近は国産車との価格差が狭まってきたとはいえ、外車のパーツ類、工賃は、国産車の約1.5倍程度してしまうのが現状です。
ディーラーさんへ電話で確認してみたのですが、部品代込みで約4~5万程度ではないかと回答をいただきました。
高い工賃を支払うことなくガラス交換くらい自分でできるだろうとの思いから
今まで何かとディーラーさんにすべて頼りきりでしたが、今回DIY修理にチャレンジすることにしました。
ミラーガラス 部品の調達
さて、ここから部品探しのステップです。
早速、サイドミラーガラスの部品をネットで検索してみたのですが、なんと千円台から7万円台までヒットしてきました。
各ショッピングサイトの検索結果は以下の通りです。
ヤフオクで探す
W212 サイドミラーガラスで検索すると、80件ほどヒット。純正品のワードを追加すると40件ほどに絞り込まれました。
ただ、数千円で購入できる中華製と思われる出品なども多く、なかなかこれといった商品が無い。
また、左用、右用も区別もあり探している左側ミラーに絞ると17件に。
安いものはブラインドスポット機能が無い商品だったり、結局、純正OEM品が24,000円程度の商品が1件だけでした。
Amazonで探す
Amazonでも同様に検索をしてみました。
W212 サイドミラーガラス
このキーワード検索で1000件以上がヒット。キーワードで「左」を追加したら59件に減少。安いもので1,000円台から出てきます。
この中で、正規純正OEMと書かれている商品は2件しかありませんでした。やはり、金額は、25,000円前後です。
楽天で探す
楽天でも同様に検索。
W212 サイドミラーガラス 純正なんと12件しかヒットせず。楽天では、あまり外車パーツ類を扱っている店舗も少ないのでしょうか。もっとヒットするかと思いましたが、期待外れでした。
ヤフーショッピングで探す
ヤフーショッピングでも探してみました。
W212 サイドミラー ガラス
87件がヒット。ヤフーもブラインドスポット機能の無い中華製の低価格品が多く出品されていました。やはり正規純正OEM品が24,000~25,000円前後でした。
ネットで購入する場合は、以下の点を確認した方がよさそうです。
②左用・右用 取付タイプの確認
③タイプの違い(ガラスだけ、ヒーター機能付き、ブラインドスポット機能付きなど)
ネット記載の商品説明を詳細まで確認することが必要です。適合車種の情報など不安がある場合は、必ず店舗のサポートへ確認してから購入するようにしましょう。
カーショップで正規純正部品をゲット
様々なネットで純正品探しをした結果、純正OEM品の表示の商品しか見つけることは出来ませんでした。
部品探しについて知人に相談したところ、いつも利用しているカーショップで純正部品だけ25,000円(税込)で購入できる、自分で取付するなら工賃もかからないとの情報を得ました。
ネットの検索結果でヒットした純正OEM品と価格もほぼ同じで、純正品であれば言うことはありません。
即決で注文、部品も3~4日程度で入手することが出来ました。
ミラーガラス交換作業手順
早速、入手した部品の交換作業の手順を解説します。
①サイドミラーのカバーを外す
②割れたガラス部品をミラーの台座から外す
③電動ヒーターとブラインドスポットの2か所の配線を外す
④新たに交換するミラーガラスの2か所の配線を接続する
⑤新しいミラーガラスを台座の爪を確認しながらカチッとハマるまで押し込む
⑥車の電源を入れミラーガラスが動作するか確認する
⑦サイドミラーのカバーを元に戻す
最初にサイドミラーの外部カバーを外すのがおススメです。
この白いカバーを外せるのですが、がっちりはまっているのでかなり力が必要です。
無理やりやって割らないよう注意してください。こカバーを割ってしまうと元も子もありません。笑
カバーを外すことで台座の爪にはまっているか確認しやすいためミラーガラスのはめ込むみが楽です。
外部カバーを外すのは、結構力を入れないと外れないので注意しながら作業してください。
割れたミラーガラスを外す際には、ガラスの破片が危険なので軍手や手袋をして作業しましょう。
下記は、取り外した破損したミラーガラスの裏面の画像です。
赤丸で囲んだ箇所の2つのプラグは、電動ヒーターの配線です。
こちらの小さい穴のソケットへサイドミラー本体から出ている配線コードを接続します。
結構、差込プラグがしっかり差し込まれているので、プラグを抜くのが大変でした。
緑色の丸で囲んだ個所は、ブラインドスポット機能のランプの配線ソケットです。
このソケットに本体の配線を接続します。こちらは比較的抜きやすい状態でした。
2か所の配線を終了したら、サイードミラー取り付ける前にブラインドスポット機能の三角のランプが点灯するか確認をします。
点灯しないようでしたら、再度、配線接続を確認します。
2か所の配線の接続、ブラインドスポット点灯確認が完了したら台座にミラーガラスをはめ込みます。
はめ込む時は、ゆっくり慎重に押し込みます。
ミラーの端の部分を無理に押し込んでしまうとガラスが割れてしまう可能性もありますので、ミラーの中心部を押し込む方が安全です。
しっかり爪にはまったことを確認してから、サイドミラーのカバーを戻します。
これでミラーガラスの交換作業は終了です。
エンジンスイッチを入れて、サイドミラーの開閉、電動ミラーの上下、左右の動作確認、ブラインドスポット機能の点灯状態の確認を行いましょう。
まとめ
当記事では、サイドミラーのガラス交換修理を安くする方法について解説しました。
車種は、Mercedes Benz Eクラス W212型式の交換について解説しましたが、多くの車のサイドミラーの構造は似たような構造だと思いますので参考になれば幸いです。
昨今の車のメカニズムはコンピュータ化されている箇所が多く、簡単には自分で修理などできるものではありません。
ただ、「この程度ならDIYで出来るかも、チャレンジしてみよう」と思い、実際にやってみることは良い経験になりますね。
何かと車のメンテナンスや修理をディーラーさんに任せきりにしてしまう事が多い筆者は、今回、だいぶ勉強になりました。
その後、何かあったら自己責任ではありますが。。笑
長年乗り続け、いろいろと思い出を共にしてきた愛車、これからも長く大切に乗り続けていこういう愛着の気持ちが強くなった気がします。
以上、「自分でできる! サイドミラー ガラス交換 修理 安くする方法」でした。